議会報告ASSEMBLY REPORT
2022.04.12 カテゴリ:令和4年2月定例議会 8.通学通園路の安全対策について
<質問>
今年度、千葉県八街市での事故を受け、子どもの通学通園路について合同点検を行い、対策必要箇所が各市町村から報告されたと聞いているが、対策の現状及び今後の取組について伺いたい。
(知事答弁)
昨年6月に通学路で発生した千葉県八街市の事故を繰り返さないために、本県では知事を議長、市町村長を委員とする「奈良県通学路等安全対策推進会議」を設置して、市町村教育委員会が道路管理者、警察と合同で実施した点検結果を踏まえ、県と各市町村が連携・協力して対策を進めているところです。
10月に開催した「第1回奈良県通学路等安全対策推進会議」では、合同点検が終了した市町村から直接首長に点検の結果や課題を報告いただき、通学路の安全確保に対する各市町村の意気込みが伝わって参りました。
続いて、1月に開催した第2回の推進会議では、県から提案した改善点も含めた現時点での対策案を市町村より報告していただきました。県内すべての対策必要箇所1334箇所のうち、603箇所は今年度中に取組を進めることになり、その主な対策内容として、路側帯や交差点のカラー舗装化、横断歩道・止まれ表示の補修などがあげられています。残りの731箇所については、交通安全教育や通学路の変更などソフト面で即効性のある実施可能な安全対策を講じながら、今後、継続して取組を進めていくことになります。
また、第2回推進会議の議題として、市町村においても首長を長とし、市町村教育長を中心とした通学路等安全対策推進体制の構築について県から提案したところ、すべての市町村から同様の組織を構築すると回答をいただきました。
県教育委員会では、来年度から保健体育課を健康・安全教育課に改称し、推進会議事務局としての役割を明確にしたうえで、通学通園路の安全対策の推進に一層注力して参ります。