議会報告ASSEMBLY REPORT

2022.04.12 カテゴリ:令和4年2月定例議会 6. まほろば健康パークの機能強化について

<質問>

 まほろば健康パークの魅力的なコンテンツの整備や効果的な運営に向けて、民間事業者のノウハウをどのように活かすのか。

また、中央卸売市場をはじめとした近隣施設と、どのように連携していくのか。

 

(知事答弁)

 まほろば健康パークは、県内初めてのPFI事業として平成26年に開園以来、毎年多くの方にご利用いただいております。中核施設のスイムピア奈良は、ガラス張りのデザインが利用者から好評で、隣接する鉄道利用者へのPR効果も高くなっています。また、利用しやすい各種運動プログラムの提供や料金設定などが評価され、スイミングスクールからは県水泳連盟の強化選手を輩出するなど、民間活力導入の成功事例となってまいりました。

 このため、隣接地に計画している県営公園初の本格的な子どもの公園整備においても、これらの成果を最大限に活かしていきたいと考えています。

 

 民間活力の導入におきましては、施設整備から運営までをすべて民間が担う独立採算方式や、施設を県が整備し内装や運営を民間に委ねる民間主導の方式など、施設毎の活用目的や収益性、公共性に応じて濃淡をつける必要がございます。 例えば、今回の子どもの公園整備におきましては、県内のお子様たちが気軽に来て一日中遊び回れる公園を目指しており、サービス水準が高く満足感が得られるよう一部施設の有料化も検討したいと考えておりますが、その際には、子どもが利用しやすい料金となるよう施設整備費等の一部を県が負担するなどの工夫も考えられるところでございます。

また、子どもの遊び・運動を支えるプレイリーダーの配置や、多様な運動プログラム、イベント企画など、参画する民間事業者が豊富なノウハウを十分発揮できるよう公募条件を整えていきたいと考えております。

 

 このような考え方に立って、新年度は民間事業者の公募に関する具体的手続きを進め、令和5年度に契約を行うことになればと考えております。

 

 次に近隣施設との連携についてです。

 先ほど申し上げた、県中央卸売市場の再整備に加え、まほろば健康パークの東側には大和平野中央プロジェクトの川西町地区ウェルネスタウンの構想も進んでおります。

 これらの拠点や施設には、京奈和自転車道等を利用して、多くの方が気軽に簡便に移動していただけるような手段についても検討したいと考えております。

 さらに今月21日には、「なら歴史芸術文化村」が開村しますので、そちらにも足を運んでもらえるよう、案内マップの整備や運用面での連携等を検討いたします。このような取り組みを通じて、周辺地域全体の魅力向上に繋げられたらと考えているところです。

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