議会報告ASSEMBLY REPORT
2022.04.12 カテゴリ:令和4年2月定例議会 5. 中央卸売市場の再整備について
<質問>
「中央卸売市場再整備の基本方針」を踏まえ、市場エリアと賑わいエリアの一体的整備に向けて、今後どのように中央卸売市場の再整備を進めていくのか。
(知事答弁)
中央卸売市場を賑わいの複合拠点として整備していくには、新鮮な食材が流通する卸売市場の機能や特性を最大限に活用することが重要と考えています。
また、議員お述べのとおり、薬師寺、法隆寺などの歴史・文化資源やなら歴史芸術文化村、まほろば健康パークなどとも近接しているため、来訪者に豊かな食を提供することで、周辺文化・観光施設とも連携した新たな交流拠点になると考えています。
そこで、昨年12月に策定した「奈良県中央卸売市場再整備の基本方針」では、官民連携手法の積極的活用を基本として、事業者同士が取引する「BtoB」エリアと事業者と消費者が交流する「BtoC」エリアを一括して整備する方針を確定したところです。
今後については、まず、中央卸売市場が備えているポテンシャルを有効に活用するため、整備事業者の募集に先立って、民間事業者から基本方針を踏まえた事業化のアイデアを募集します。
具体的には、「食」の拠点として、県民や観光客に「食べる」「買う」「遊ぶ」「学ぶ」を提供できる整備施設の内容や施設レイアウト、民間活力を活用した整備手法などのアイデアを求めたいと考えています。
提案されたアイデアを吟味し、良いアイデアについてはこれを取り入れ、事業内容や整備手法等を決定し、そのうえで両エリアを一括整備する事業者の募集を行う予定です。
中央卸売市場の再整備については、従来の発想に留まらず、民間事業者からの柔軟で多様なアイデアを取り入れながら、県民さらには県外の皆様にも喜んでいただける賑わい拠点を実現していきたいと考えます。