議会報告ASSEMBLY REPORT

2021.07.19 カテゴリ:令和3年6月定例議会 5.近鉄郡山駅周辺地区のまちづくりについて

<質問>

近鉄郡山駅周辺地区において具体的なまちづくりの取組を進めるには、これまで以上に市との連携や鉄道事業者など関係機関の協力が必要と考えるが、現在の状況と今後の進め方について伺いたい。

 

(知事答弁)

近鉄郡山駅周辺地区は、大和郡山市の中心市街地に位置し、まちづくりの観点からとても重要な地域です。しかしながら、現在のところ、駅への送迎スペースが限られているほか、周辺道路の幅員が狭く、歩行者、自転車、自動車が混在するなど、安全面などに大きな課題がある状況です。また、近年は、城下町の歴史資源等を活かしたまちづくりが進められてきましたが、かつての賑わいを取り戻すまでには至っておりません。

 

このため、県と大和郡山市では、『城下町の風情を活かし、歩いて健康に暮らすことができるまちづくり』を目指し、令和元年7月に「まちづくり基本計画」を策定しました。

 

現在、この基本計画に位置づけられた、駅の移設や駅前広場の整備などを検討する「近鉄郡山駅周辺整備事業」や、空き店舗などの利活用を促進する「リノベーションスクールの実施、民間まちづくりセミナー開催事業」などについて、大和郡山市と個別協定を締結し、取組を進めているところです。

 

このうち、近鉄郡山駅周辺の整備については、駅前整備は市の責任分野となっており、市が中心となって検討を進めています。昨年度に実施された、駅東側の新たな駅前広場に関する調査結果を踏まえ、今年度は、新駅の構造や、駅移設に伴う線路の付け替えなどについて検討が行われる予定と聞いております。

 

県としても、こういった市の取組を支援するとともに、県、市、近鉄の三者において、事業化に向けた協議を進めます。

 

このほか、安心して歩ける環境づくりを進める観点から、駅前を通る矢田町通りの歩行者優先化など、道路空間のあり方について、県が中心となり、検討を進めます。

 

魅力あるまちづくりに向けて、近鉄郡山駅周辺地区の整備が少しでも早く進むよう、大和郡山市と連携しながら、取り組んで参ります。

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