議会報告ASSEMBLY REPORT
2019.12.26 カテゴリ:令和元年9月定例会 1 県内の企業立地の潜在力を高める道路整備について
<質問>
今夏の県の政府要望において、企業立地に資する道路整備の強化について要望しているが、第二阪奈道路と京奈和自動車道とを連結する道路を含め、今後、県内の企業立地の潜在力を高めるための道路整備を、どのように進めていくのか。
<知事答弁>
奈良県では平成二十六年七月に奈良県道路整備基本計画を策定いたしました。それに基づきまして、選択と集中により骨格幹線道路の整備を重点的に進める方針をとってまいりました。今議会では奈良県道路整備基本計画の改定を議案提出させていただいており、企業立地に資する役に立つ道路整備などを進めることにしております。
これまで京奈和自動車道の整備進展などにより、沿線を中心に県内の新規企業立地件数は十年以上にわたり年間二十件以上を維持しております。最近は全国十一位のランクでございます。京奈和自動車道は全線事業化され、今後はさらに企業立地の潜在力を高めるため、京奈和自動車道に接続する東西軸の幹線道路等の整備が必要と考えます。
このため、八月には東西軸として名阪国道の抜本的見直しや第二阪奈有料道路と京奈和自動車道の連結を進めていただけるよう、政府要望を行ったところでございます。あわせまして、県と市町村でも工業団地等の拠点への通勤や業務移動の円滑化を図る骨格幹線道路等の整備、また、搬入・搬出の強化に資する工場アクセス道路の整備を進めていきたいと考えております。
議員お述べの第二阪奈有料道路と京奈和自動車道の連結につきましては、物流ネットワークを強化する上で重要な役割を担う東西軸の一つであり、これらを含め、今後とも企業立地等のストック効果をさらに発展させるための道路整備に引き続き積極的に取り組んでまいりたいと考えております。